モービルマッピングのさまざまな用途

テレビの情報番組などを見ていると、豪雨による土砂崩れの様子を3Dアニメーションで忠実に再現する映像などが流れることがあります。

あのような映像は当然ながらコンピュータで制作されていますが、実在する山や森などベースにしている時はゼロから作り上げているわけではなく、実際の地形をデータ化したうえで使用しています。その際、データの記録に活躍しているのが、モービルマッピングと呼ばれるシステムです。モービルマッピングは、自動車などに計測機器を搭載して、移動しながら各種データを取得できるシステムです。用途によって機器の構成は変わりますが、冒頭の例で言えば3Dアニメーションに使われるのは山の起伏などを縦・横・奥行きの座標データで記録することのできるレーザー測量機です。

後は必要に応じて、デジタルカメラやGPSなどが追加されます。通常、地形の測量は計測すべき地点に測量機を固定して行います。しかしモービルマッピングでは、現地を車で走行するだけで沿道の様子を次々と自動的に記録することができます。そのため、測量に要する作業量を大幅に減らすことが可能になります。モービルマッピングによって得られたデータは、コンピュータでさまざまな形に加工することができます。冒頭の災害を再現するアニメーションなどはその代表例ですが、他にも不動産開発用のシミュレーションデータとしても使えます。また、2D化することもできるので、道路地図を作製したりすることもできます。

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