航空レーザー計測なら山奥の様子も把握できる

人間が直接足を踏み入れることが難しい山岳地帯などの様子を知るには、航空写真を撮影するという手法がよく使われています。

地上からでは分かりづらい地形でも、上空から俯瞰的に把握すればその様子をよく知ることができます。ただ、時には航空写真でも地上の様子が把握できない場合もあります。木々がうっそうとした森林などがこれに当たります。地形を調べようと思っても、枝葉が視界を遮ってしまうために写真には写りません。また、湖底や川底の様子なども写真からは分かりません。このような場合には、航空レーザー計測という別のテクノロジーを使う必要があります。

航空レーザー計測は、地上でも用いられているレーザー測量の原理を応用したテクノロジーです。航空機に計測機器を搭載し、上空から地上に向かってレーザーを照射すると、反射して戻ってくるまでの時間から地上までの距離が分かります。こうして得られた座標データを結んでいくと、地形の起伏などを三次元レベルで把握できるようになります。レーザーは1秒間に数千回、あるいは数万回も照射できるので、精密なデータが得られます。

航空レーザー計測に使われるレーザーは、ある程度の障害物なら透過するという性質を持っています。そのため、森林や河川などにおいても、生い茂る葉や流れる水に遮られることなくその下の地面の起伏や川底の地形を測量することが可能です。いわゆる立面図と呼ばれる地図を製作するのに適した技術であると言えます。

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